発達障害関連の書籍案内

発達障害関連の売れ筋・トップセラー書籍のご紹介をしています。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

[tag未指定]
[ --/--/-- --:-- ] スポンサー広告 | TB(-) | CM(-)

インクルーシブ教育を考えるシンポジウム:共に学ぶ、地域に広がれ--豊中 /大阪 毎日新聞より

 

豊中市立大池小学校で4日開かれた「インクルーシブ教育を考えるシンポジウム」(毎日新聞社・豊中市教職員組合主催、同市・市教委など後援)。

障害のある子も支援を受けながら、地域の普通学級で学ぶ大切さについて考える同シンポは、第10回の節目を迎え、教職員や保護者ら約250人が参加した。

DPI(障害者インターナショナル)日本会議事務局長で、政府の障がい者制度改革推進会議メンバーの尾上浩二さんが「どうなる? どうする! インクルーシブ教育」と題して講演し、研究者や若手教員らも加わり討論した。

(コーディネーターは遠藤哲也・毎日新聞学芸部副部長)【最上聡、大道寺峰子、細川貴代、関雄輔 写真・小松雄介】

 

 

 ◇挑戦できる場提供--李さん

 ◇支援で就労できる--八木さん

 ◇「違う」ことが大事--堀さん

 

 

遠藤 それぞれの取り組みを紹介していだき、教育の意義を考えたい。

 

 

 今年度、支援学級の担任になり、子供との関わり方に悩んだ。

当初、「(子供が)失敗しないために自分に何ができるか」と考えていた。

ところが、ある保護者から「いろいろと失敗もさせないと。何でも経験し、失敗もして大きくなる」という言葉を聞き、ホッとした。

失敗しない手立てを考えるのでなく、何でも挑戦できる場を提供し、失敗したらどんな方法で次はできるか考えるのが大事と思った。

周りの人たちと共に考えていくことが大切だ。

 

 

八木 障害のある子を地域で育てる中で「障害があっても支援があれば働ける」と確信した。

「ハニー・ビー」を設立し、10年から市内初の民間児童デイサービスを提供してきた。

共に育ち、生きていくには、子も親も成長する必要がある。

障害のある子が自信を持てないまま、社会参加の機会を失っている現実がある。

特に就労について、親が最初からあきらめてしまっている姿に私は打ちのめされながらも、気持ちを奮い立たせてきた。

「彼らもきっと人の役に立つ仕事ができる」と信じているからだ。

働くというのは、傍(はた)の人を楽にするということ。

私自身、たくさんの地域の人に支えられてきた。

今度は支援する側として、次世代の保護者を支えることができれば。

 

 

 李さんの話を聞き、豊中の「共に学ぶ」教育が受け継がれていると感じる。

インクルーシブ教育はすべての子どもに必要で、学校教育はすべてインクルーシブに変わらなくては。

子供一人一人が違った自分の生き方を持ち、違った仲間がいる事でぶつかりあい、悩みながら学級を維持する。

インクルーシブ教育障害や国籍などさまざまな特性を持つ子が一緒に学ぶという考えで、初めはうまくいかなくて当然。

だから、今までの教育が問い直され、新しいものが生まれる。

「違う」ことが大事。

なぜ「共に」が大切か、原点に戻って考える必要がある。

子供たち自身も考えていけるよう、先生たちには取り組んでほしい。

 

 

尾上 多様な子供がいる中で、豊かな教育実践がどう作られていくのか。

豊中の40年も前からの歴史の重さを考えたい。

制度改革推進会議の中で、性急な改革をすると現場が混乱するという意見も出たが、今こそインクルーシブ教育への改革を実現させなければいけないと改めて感じた。

 

 

遠藤 今後の課題について提言を。

 

 

 人の思いをしっかり受け止める心を育てていくことが、子供が社会とつながることになると思う。

教師にできることは、子供が本音を出し合える関係を作っていくことだと思う。

 

 

八木 障害がある人も当たり前にいる社会にしたい。

お互いつながることは、しんどいこともあるけれど、当たり前にいるとはこういうことなんだと気付いてもらうことが、私にできることと思う。

 

 

 学校も一つの社会という認識が大事。

他者と出会って、改めて自分に気付く。

先生は子供たちに、社会とは、友達とは、自分とは何なのかということを問い直させることが重要だ。

 

 

尾上 インクルーシブ教育は何のために必要なのか。

障害のある子だけでなく、すべての子供の人権の大切さと切り離せない。

すべての子供の教育をとらえ直していくことが大事だ。

 

 

◇実践発信が広がり後押し--DPI日本会議事務局長・尾上浩二さん講演

 

インクルーシブ(包み込む)社会とは、いろいろな人がいて当たり前という“ごちゃ混ぜの社会”のこと。

しかし日本の教育は、子供の障害のあるなしで学校・学級の入学を原則分離する制度になっている。

 

私は小学生のとき、肢体不自由児施設の院内学級で過ごし、社会から隔離された。

中学から地元の学校に通ったが、入学前に「(障害者用の)設備は求めない。先生や周りの生徒の手は借りない」という念書を書かされた。

国連の障害者権利条約には「合理的配慮がないと差別」という重要概念があるが、そのような考え方のない時代だった。

 

ある日、中学の授業で教室移動が間に合わず、同級生が「おぶったるわ」と言ってくれたことがあった。念書があるので、私は断ろうとしたら、友達は「水くさいこと言うな」と。

友達とはレコードの貸し借りもし、初めて親の同伴なしで繁華街に行くため電車やバスにも乗った。

障害が重いほど不幸な人生なのではない。

友達がいるかいないかの方が重要だった。

 

10年から制度改革推進会議が行われてきた。

委員25人中14人が障害当事者で国レベルでは初めて。役割は条約批准のための国内法の整備。

日本が批准していない最大の理由の一つが教育制度だ。

会議では、障害のある子とない子が同じ場所で共に学ぶことを原則とした。

特別支援学校・学級も選択できるが、特にそれを望まない場合は、地域の学校に当たり前に行ける制度にするとした。

 

障害者基本法は障害者分野の憲法だと言われている。

改正を受けて現行の学校教育法施行令など、法律や通知をすべて変えないといけない。

 

豊中では現行制度と関係なくインクルーシブ教育に取り組んできたし、推進会議の考え方に近い東大阪市の取り組みなどもある。

改正障害者基本法を踏まえ、どの地域でも障害のある子が必要な支援が受けられるよう、財政や人的裏付けなどが検討課題になっていく。

豊中の実践を発信することが、インクルーシブ教育の広がりの後押しとなる。

 

◆主催者あいさつ

 

◇青柳隆・豊中市教組委員長

 

10回目のシンポで、インクルーシブ教育の広がり、深まりについて節目の総括が必要。

障害者基本法が改正されたが、「交流」「共同学習」などの表現は私たちが考えるものとは違う。

共生教育がさらに進むことを願う。

 

 

◇佐々田剛・毎日新聞大阪本社編集局次長

 

共生という言葉の重さをかみしめている。

先輩たちが脈々と作ってきた実績の中に今日の活動がある。

歴史を踏まえ、議論を深めつつ、シンポを続けていきたい。

 

 

◆来賓あいさつ

 

◇山元行博・豊中市教育長(渡辺浩・市教委教育推進部長代読)

 

改正障害者基本法では相互に人格と個性を尊重しながら共生する社会の実現がうたわれた。

今後も障害のある子とない子が共に学ぶ教育を推進し、切れ目ない支援に取り組んでいきたい。

 

 

◇星屋好武・豊中市手をつなぐ親の会会長

 

共に育つ中で社会性を学び、良い関係ができていく、それがインクルーシブ教育だと思う。

法改正で仕組みが変わるだけでなく、心の通った支援があることを期待している。

 

 

==============

 

ことば

 

◇インクルーシブ教育

 

障害のあるなしで学ぶ場を分けるのではなく、すべての子供が普通学級で学び、必要に応じた教育支援が受けられる制度。

障害者権利条約でも原則になっている。

 

==============

 

■人物略歴

 

◇尾上浩二さん

 

1960年大阪市生まれ。小学校を養護学校、施設で過ごし、普通中学・高校へ進学。

大阪市立大でのサークル活動をきっかけに、自立生活運動に取り組み始める。

05、06年国会で障害者自立支援法に関する参考人として意見陳述。

現在、内閣府・障がい者制度改革推進会議委員、同総合福祉部会の副部会長。

 

 

◇李恵利さん

 

1986年神戸市生まれ。

豊中市立第五中教員(英語)で、支援学級の担任を務める。

 

 

◇八木みどりさん

 

1963年大阪市生まれ。長男(21)は自閉症で、毎日新聞連載童話「ぼくもぼくのことすき」のモデルになった。

NPO法人「ハニー・ビー」理事長。

 

 

◇堀智晴さん

 

1947年三重県四日市市生まれ。

東京教育大(現・筑波大)大学院博士課程中退。

大阪市立大大学院教授を経て、現在、常磐会学園大教授(障害児教育)。

 

毎日新聞より

http://mainichi.jp/area/osaka/news/20120226ddlk27040236000c.html

 

 

 

 

 

 

アメリカ障害児教育の魅力―親が見て肌で感じた

 

 

インクルーシブ教育の真実―アメリカ障害児教育リポート

 

 

 

障害児が学校へ入るとき―特別支援教育に抗して

 


 
 
ポチッと一押しお願いします。
夜中の孤独な作業の励みになります。
ブログランキング・にほんブログ村へ
 
関連記事
スポンサーサイト

[ 2012/02/27 16:20 ] 特別支援教育 | TB(0) | CM(0)
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック:
このブログは
記事更新カレンダー
<
>
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 78
9 10 11 12 13 1415
16 17 18 19 20 2122
23 24 25 26 27 2829
30 31 - - - - -

全記事

Designed by 石津 花

月別アーカイブ
全記事(数)表示
全タイトルを表示
記事のキーワード検索
カテゴリ

openclose

リンク
日本ブログ村PV
横断検索
task.jpg

google
youtube
ニコニコ動画
wikipedia
amazon
楽天
ヤフオク

Powered by escat
日本語→英語自動翻訳
Yahoo ! ニュース


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。