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息子の息止めた「タオル」 にじむ父の「人生」  産経ニュースより

     

 

 

三重県四日市市で昨年末、7年も寝たきりの男性(35)が入院中に殺害された。

顔にぬれタオルをかぶせて窒息死させた手口に関心が集まったが、事件は急転。

男性を看病していた父親(69)が行方不明となり、病院近くで遺体となって発見された。

三重県警は、父親が、不治の病の息子をぬれタオルで殺害後に自殺したとみている。

医療や介護をめぐり、浮き彫りになった家族が抱える苦悩とは…。

 

家族へあてた手紙

 

クリスマスの夜に悲劇は起きた。

男性の異変に看護師が気づいたのは昨年12月25日午後8時20分ごろだった。

 

男性は平成16年5月に地域のクラブチームでサッカーの練習中に突然倒れた。

低酸素脳症だった。

数分間、注意力が散漫になった後、回復するケースが多いが、脳全体に障害を引き起こすことがある。

男性は、不幸にも意識をなくしたままの状態となった。

 

当時、男性が勤務していた四日市市内の大手エンジニアリング会社の同僚は「明るくまじめで仕事熱心、難易度の高い業務資格などをとって、張り切っていたのに残念だった」と振り返った。

 

孤独な看病

 

息子を襲った突然の事故は、父親の人生も狂わせることになった。

妻を亡くし、息子とその姉を育てあげた父親。

近所の主婦らに「子供が2人とも結婚してほっとしたわ」と話していたという。

 

父親は、四日市市内の印刷会社を定年後、ゆっくりと余生を楽しもうとしていた。

しかし、息子の看病が大きな苦労としてのしかかっていく。

 

事件があった病院とは別の病院に入院した息子の看病は当初、息子の妻と父親が担当した。

しかし、息子の妻は就職し、仕事と子育てに追われた。

次第に看病は、父親が中心となった。

 

パートとして印刷会社に残っていた父親は、収入を息子の治療費にあてていた。

慰安旅行や忘年会などには一切参加することなく仕事一筋だった父親。

入院費を滞納したことは一度もなかったという。

印刷を発注したことがある四日市市内の会社社長は「まじめすぎると思うほどの人だった」と話す。

顔にかけられていたのは病院のものとは違うぬれたバスタオルで、鼻と口をふさぎ窒息させていた。

 

三重県警四日市南署は殺人事件とみて捜査。

看護師の証言や病院の防犯カメラから、1時間前に父親が見舞いに来ていたことが判明した。

 

しかし、父親は翌26日午前11時50分ごろ、病院から約170メートル離れた空き地に止められていた乗用車内で遺体となって見つかった。

灯油で新聞を燃やした跡があり、天井は焼け焦げ、全ての窓が閉じられてススで黒ずんでいた。

死因は一酸化炭素中毒だった。

 

自宅から家族へあてた遺書のような手紙を発見。

四日市南署は、父親が息子を殺害後に自殺を図ったとみている。

 

 

不治の病

 

事件があった病院に転院したのは事故から1カ月後だった。

自力で呼吸し、胃に穴を開けて栄養を注入する治療法が施されていた。

 

しかし、意識のない患者は急変してもナースコールなどで自己主張することはできない。

事件があった病院には、低酸素脳症などで意識がなく、寝たきりの状態で入院している患者が大勢いたという。

 

親族の見舞いに病院を訪れたという三重県鈴鹿市の主婦は「病院の中だと思って安心していたが、こんなことが起こってびっくりしている」と困惑した様子だった。

 

病院関係者は「一般的に重篤な患者の受け入れ要請は絶えずあり、飽和状態だった。1人の患者にかかり切りにはなれない」と打ち明ける。

 

 

苦悩の果てに…

 

まだ、30代半ばのわが子のいたたまれない姿。

「時々、手が動いたり反応したりしてくれる。おれが見たらなあかん」。

ほぼ毎晩、夕方から訪れていた父親は、1時間ほど身体をさすったり話しかけるなどして親子水入らずの時間を大切にしていた。

 

自宅で野菜を栽培して近所に配る父親に、近所の人たちが、息子の容体を尋ねても「良くならんし」というものの、決して暗い表情を見せたことはなかったという。

 

事件後、病院へ親の見舞いに来ていた50歳代の主婦は「意識がない肉親を抱える苦しみは、他人ではわからない。大変さは家族にすべて降りかかってくる。ただ、わからなくても愛情だけを伝えてあげたいというのが家族なんです」と話した。

 

さらに、父親の立場を思いやり、「どうしてそこまで追い詰められてしまったのか。相談する人はいなかったのか。何か方法があったのではないでしょうか」と付け加えた。

 

息子が回復する日は訪れず、父親は日に日に老いていく自らを否定できない。

自らが先にあの世へ行くかもしれない。

治療費はどうなるのか。

見舞ってくれる人はいるのだろうか-。

 

まじめすぎる父親は、他人を心配させないため明るく振る舞う一方で、悩みを内面に奥深く募らせていったのだろうか。

 

父親が命を引き取ったのは雑木林が迫る空き地で、雑草が枯れ果てひっそりとした場所だった。

 

事件発生後、あたりをくまなく捜索した捜査関係者は「少しでも近くにいてやりたいと選んだのが、この場所だったのだろう。誰にも知られずに幕を閉じたかったのではないか」と話した。

 

意識のないまま寝たきりの患者は全国で4万人以上といわれる。

四日市南署は、ぬれタオルで窒息死させたのは父親の犯行とみて被疑者死亡のまま殺人容疑で書類送検する方針で、捜査を続けている。

 

ある捜査関係者はこうつぶやいた。

 

「人をあやめるのは許されることではないが、いたたまれない事件だ。事件を処理できても、すっきり解決したという気にはなれない」

 

産経ニュースより

 

 

昏睡Days

 

 

 
 
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          病気や事故などで脳に重い損傷を負った遷延性意識障害の人たち。 家族らの介護を受けて生きる姿は、支え合う社会のありようとは何か、人間の生き方とは何かを私たちに問い掛ける。 ノンフィクション作家の柳田邦男さんら4人にインタビューし、連載「いのちの地平 『植物状態』を超えて」で明らかになった医療、福祉の課題や患者に向けるま 「遷延性意識障害」4人に聞く/患者、家族へのまなざし  河北新報より

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[ 2012/02/14 18:27 ] 障害科学 | TB(0) | CM(0)
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