浦安市で発達障害の子どもの通学教室を運営するNPO法人「発達わんぱく会」が、障害児が通う小学校や保育園へ、専門職のスタッフを派遣する支援サービスを始めた。 障害児が苦手とする集団生活になじめるよう、教諭らにアドバイスする。 四月に施行された改正児童福祉法に基づく事業で、浦安、市川両市内では初めてという。 (宇田薫)
これまで同様の訪問支援はあったが、学校や保育所が依頼し、事業所のスタッフが出張する形式が一般的だった。 今回の改正法では、希望する親が直接、事業所にサービスを申し込むことができる。 発達障害はアスペルガー症候群や学習障害など多様な症状があるが、知的、身体障害と比べ、支援体制が十分に整っていないと指摘されてきた。
同会は浦安市内の二カ所で「こころとことばの教室こっこ」を運営する。 臨床心理士ら専門の資格を持つスタッフが遊びを通じ、集団生活に適応できるよう支援している。 浦安市や市川市などに住む未就学児約七十人が通っているという。
教室に来る子どもたちが保育園や小学校に通うに当たり、親から「学校にも支援に来てほしい」という声が多く寄せられていた。
同会理事長の小田知宏さん(38)は「今までは母親が学校側に、こうしてほしいと伝えてきたが、分かってもらえないことの方が多かった。普段、子どものケアに当たっている専門家が入ることで、より良い支援がスムーズに進められる」と話している。
支援にはスタッフが子どもの症状を把握している必要があるため、教室の利用者を対象にするという。 同会の問い合わせは=電047(704)9411=へ。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/20120724/CK2012072402000116.html |
||||
|
|
|||
<< 発達障害で求刑超す判決 大阪地裁「社会秩序のため」 中國新聞より | ホーム | 自閉症支援 来月提言 市民団体と金大チーム「熟議」 中日新聞より >>
<< 発達障害で求刑超す判決 大阪地裁「社会秩序のため」 中國新聞より | ホーム | 自閉症支援 来月提言 市民団体と金大チーム「熟議」 中日新聞より >>