県立特別支援学校の小学部で昨年5月下旬~10月、30歳代の女性教諭が、知的障害のある男児2人に体罰を行ったとして、学校側が保護者に謝罪していたことが24日、埼玉県教育局への取材で分かった。
県教育局は今後、学校と共同で実態調査を進める。
県教育局県立学校人事課によると、教諭は低学年のクラス(児童6人)の担任で、1年生の男児2人に対し、頬を手でたたいたり、蹴ったりしたほか、どなりつけるなどしたとされる。
教頭らが確認したところ、教諭は、体罰やどなったことを否定したが、「たたいたとみられても仕方ない」と話したという。 学校は昨年10月と今年2月、それぞれの保護者に謝罪した。
学校側が体罰を把握したのは昨年5月下旬、保護者が「子どもが『頬をつねられている』と話している」と学校に連絡したことが発端。 その後、同クラスの副担任らが度々、体罰を目撃したと教頭らに伝えたが、学校が県教育局に報告したのは同11月に入ってからだった。
上田知事は24日、記者会見で「(すぐ教育委員会に報告しないなど)校長も管理者として課題がある」と話した。 また体罰に関して調査が学校任せになっていることに対し、「こういう場合は学校の調査を待つことなく、教育委員会が一緒に調査してもよいのでは」と話した。
一方、体罰をしたとされる教諭は昨年10月から病気のため休職中で、医師の許可が出ないため、県教育局が事情を聞くことができず、現段階で処分はできないという。 |
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